− 駅:肥薩線 −
八代駅
八代(やつしろ)
 熊本県屈指の工業都市、「八代」の玄関口である駅で、鹿児島本線と肥薩線との接続駅でもあります。駅の立地としては、街の中心部よりは離れた、駅裏に日本製紙の工場が建っている場所です。門司港よりの複線はこの駅まで、ここより単線で鹿児島を目指しています。
接続路線
鹿児島本線 肥薩おれんじ鉄道
段駅
段(だん)
 狭い道に面してある駅で、駅周辺の住宅は階段状になっている宅地に建っています。駅の近くには、遙拝堰【ようはいせき】と呼ばれる激流があります。
坂本駅
坂本(さかもと)
 このあたりでは比較的に開けており、坂本村の役場も駅の近くにあります。急行列車の数本がここで停まります。かつては製紙工場への分岐線がここにはあったそうです。
葉木駅
葉木(はき)
 駅周辺は住宅がそこそこ密集しています。駅よりちょっと離れた坂本駅方面には、荒瀬ダムという水力発電用のダムがあり、ダム周辺は桜の名所だそうです。
鎌瀬駅
鎌瀬(かませ)
 駅は集落の中にあります。瀬戸石との間に「第1球磨川橋梁【くまがわきょうりょう】」があり、球磨川を渡っています。
瀬戸石駅
瀬戸石(せといし)
 駅から離れたところに集落があります。海路の中間点あたりに瀬戸石ダムがあります。
海路駅
海路(かいじ)
 小さな集落が駅近くにはあります。このあたりでは、生活道路と鉄道が併走しています。
吉尾駅
吉尾(よしお)
 川沿いの小さな駅で、駅周辺は建物があまり見えませんが、近くには吉尾温泉があります。
白石駅
白石(しろいし)
 駅より離れたところに集落があります。駅周辺には、「熊野座神社」という鍾乳洞の上にある神社があります。
球泉洞駅
球泉洞(きゅうせんどう)
 駅名になっている「球泉洞【きゅうせんどう】」とは、近くにある深さ4800mもある鍾乳洞のことで、昭和63(1988)年に「大阪間【おおさかま】」から現在名へと変更されています。
一勝地駅
一勝地(いっしょうち)
 このあたりではずいぶん開けているおり、駅周辺は住宅がそれなりに密集しています。名前が「いっしょうち」と何かと勝負ごとによさそうなため、駅ではそれにちなんだ入場券を販売してます。なお、駅は農協併設のもので平成6(1994)年に改築されたもので、農協の人により切符が販売されています。
那良口駅
那良口(ならぐち)
 川沿いの集落にある駅です。ここから八代にかけては球磨川(くまがわ)に沿って向います。大正2(1913)年3月11日までは貨物駅でした。隣の渡駅との間で、球磨川を渡っています。
渡駅
渡(わたり)
 山間の集落にある駅です。駅名の「渡」とは、この辺りで球磨川が淀み渡れることからだそうです。駅近くには「球磨川下り乗船所」があります。
西人吉駅
西人吉(にしひとよし)
 人吉の中心より少々外れた住宅地にある、簡素な駅です。
人吉駅
人吉(ひとよし)
 くま川鉄道との接続駅です。駅のある人吉は、城下町として発展したところで、山の奥にあるにして非常に開けている街です。また、温泉地でもあります。
接続路線
くま川鉄道
大畑駅
大畑(おこば)
 ループ線の途中にあり、駅の吉松よりで一回、駅でもう一回と計2回のスイッチバックをする駅として鉄道ファンには良く知られる駅です。駅周辺は山地あるので、民家が数件ある程度です。駅舎は木造のこじんまりとしたもので、駅舎の中の壁には誰が始めたのか、様々な名刺が貼られています。ここより矢岳までは急勾配が続きます。
矢岳駅
矢岳(やたけ)
 かなり山の中にある駅ですが、スイッチバックの駅に挟まれあることから鉄道好きの間ではずいぶん有名です。駅周辺は、山地であり民家が数件ある程度です。元々、肥薩線が鹿児島本線として敷設されてときの駅であるので、木造の駅舎は非常に立派で堂々としており、過ぎ去りし日々を伝えています。また、駅の片隅には「人吉市SL展示館」があります。ここが峠になり、吉松にかけては急な下り勾配になっています。吉松方面の駅よりすぐのところが、熊本県と宮崎県との県境です。
真幸駅
真幸(まさき)
 スイッチバック駅の駅で、人吉へ行ったり、人吉から来たりした列車は方向転換をしています。ホームには、「まさき」の名にちなんで、「幸福の鐘」というものが、平成7(1995)年7月に設置されています。駅は山の中にありますが、近くに国道が走っており、住宅がポツポツあります。かつては、石庭(主に石を配置した庭)の駅として知られていました。吉松との間で、宮崎県と鹿児島県との県境を越えます。
吉松駅
吉松(よしまつ)
 肥薩線と共に歩んできたといえる駅です。肥薩線と吉都線との接続駅で、かつては幹線の駅で機関区があり、宮崎から列車も多く賑わっていたそうですが、現在は人気はまばらで少々寂しい雰囲気がします。駅周辺は、小規模の町が広がっています。
接続路線
吉都線
栗野駅
栗野(くりの)
 国鉄時代の標準的な駅舎の駅です。駅周辺は小規模な町が広がっています。
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